毎日をサポートする症状記録アプリ - My SMA Checker |
SMA (脊髄性筋萎縮症)とともにある日々を、もっとわかりやすく、もっと支え合えるものに。
My SMA checker は、あなたの声に寄り添いながら、日常の一歩一歩をサポートします。
「最近の体調の変化や具合はいかがですか?」—そんな医師の問いかけに、うまく言葉にできず、もどかしさを感じたことはありませんか?
SMA(脊髄性筋萎縮症)は、進行がゆるやかで、身体の変化も人それぞれ。そのため、変化に気づきにくく、医師にうまく伝えられないと感じる人も少なくありません。
そんな日頃の身体の変化を記録し、振り返ることができるのが、専用アプリ「My SMA Checker」です。
今回は、実際にアプリを活用している5人のSMA当事者の方々にお集まりいただき、ざっくばらんに座談会形式で、お気に入りポイントや活用方法について語っていただきました。
座談会では、5人それぞれの生活スタイルや体調、価値観にあわせた、My SMA Checkerの使い方や印象に残ったポイントが語られました。
「私は、書く仕事をしているので、指の動きや文字入力のスピードがとても大切なんです。日頃の指の動きや作業効率を記録することで、自身の“できること”を客観的に捉え直すきっかけにもなりますね。“ボールペンをカチカチできるようになる”という目標があるので、達成度合いをアプリの記録で見える化することで、自分のモチベーションアップにもつながります」
「病院では“調子良くなってますね”と言われても、どれくらい?って気になるんですよね。体調や身体機能の変化がグラフで確認できることは「自分の実感と重なる」安心感につながっていくと思います。特に主治医に伝えるとき、数字や記録があると話がスムーズになりますし、さらにアプリの内容を先生やPT(理学療法士)と共有できるともっといいですね」
「私は社会人2年目で、毎日忙しい日々を送っていますが、そんな中でも「朝の目覚めの良さ」「気分」など、自分に合った評価項目を追加したり、メモ機能を活用して使っています。睡眠やメンタルの調子は、日々の体調に影響する大きな要素。だからSMAに直接関係なくても、自分にとって大切な項目を入れたほうが“今の自分”を把握しやすいと感じています」
「“SMA”専用のアプリというのが、僕にとっては、それだけで嬉しいんです。自分のペースで記録を続けていく“コツコツ派”なので、毎月の変化を忘れずに残そうと、リマインダーを活用したり工夫して使っています。もともとSMA患者向けに設計されている安心感があり、自分なりに評価項目を追加できる自由度も魅力ですね」
「普段は体調の変化をあまり意識できないので、記録してグラフで見ると“変わってるんだ”って実感できることが嬉しかったです。アプリのグラフ機能によって、自分の呼吸の変化や疲れやすさを客観的に見られることが安心材料になりました。先生にも見せられるように活用したいです。診察で“どう?”と聞かれても、言葉だけだと伝えづらいから」
日々の積み重ねが、未来につながっていく。座談会では、「将来どうありたいか」という話題でも盛り上がりました。参加者それぞれが、自分らしい未来を描きながら、その実現に向けて記録をどう活用しているのか、率直に語ってくれました。
「私にとって“書く力”と“話す力”は、やっぱり一番大事にしていきたい部分なんです。だからこそ、指の動きや発音の調子を日々意識しています。記録しておくと、リハビリの成果が見えやすくなって、リハビリの先生たちとの相談もしやすくなるんですよね。自分の状態を“見える化”できると、まわりの人との会話もぐっと具体的になります」
「目標は、子どもたちと同じペースで一緒に歩けるようになること。ショッピングモールや遊園地を、家族で楽しみたいんです。記録を続けていると、筋力や体力が少しずつ伸びているのが見えてきて、それが自信につながります。“ちゃんと前に進んでる”って実感が、気持ちを明るくしてくれるんですよね」
「いつかはひとり暮らしをして、将来は家庭も持ちたいなって思ってて。そのためにもまず、自分の体調をしっかり把握しておくことが大事だなって感じてます。社会人生活はバタバタしてるけど、記録することで体調を定点的に見つめる時間があると、少しずつ“自立への準備”ができてる気がします」
「CGの仕事って指や体幹の安定が必要で。だからこそ、体調の変化には敏感になってます。アプリで体調を“定点観測”するようになってから、自分の生活リズムとか、ケアのタイミングが見えてきました。無理しすぎず、自分のペースで続ける。そういうバランスをとるのにも記録が役立ってます」
「大学院では授業や研究発表もあって、体調が安定していることが学びの土台になります。記録をつけておくことで、自分のコンディションを冷静に把握できるようになりました。たとえば呼吸の変化や疲労感など、言葉だけでは伝えにくいことも、グラフで見せると医師にも伝わりやすい。これからも、学びの時間を充実させるために、記録を活かしていきたいです」
座談会を通じて見えてきたのは、「記録すること」が単なる数値の蓄積ではなく、毎日の自分を見つめ、未来への可能性を広げる行動であるということでした。
体調のちょっとした変化に気づけたとき、昨日の自分と今日の自分を比べて前進を感じられたとき、それはきっと、未来に向かう力になります。
「こうなりたい」という想いを胸に、今できることを少しずつ積み重ねていく。My SMA Checkerは、そんな前向きな日々をそっと支えるパートナーです。
あなたも、自分らしい未来への第一歩を、記録から始めてみませんか?
Biogen-268754